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【 スポットライト 】
投稿者: CANPAN運営事務局
【ソトコト】ガジェット・リサイクルの現状・後編。(2008年5月号)(2008年5月12日)

- ソトコト(2008年5月号)

- 中国双璧都市に環境試験的旅行!いま、このモンストラスな国家に何が起こっているのか?テレビや新聞の情報からは読み取れない、本当の胎動を感じたくて旅に出た。
ニューヨークからステキなエコ情報を発信!
NEW YORK GREEN STYLE vol.12
theme:大量消費国アメリカのポートレート。
portraits of American Mass Consumption.
【ソトコト】(2008年5月号)
大量消費大国アメリカ。
ガジェット・リサイクルの現状・後編。
前回に引き続き、アメリカの大量消費文化のお話です。先月、ニューヨーク市内で開催された「グリーナー・ガジェッツ・カンファレンス(環境に優しいガジェット会議)」というイベントに行ってまいりました。ガジェット(=道具やおもしろい小物)とは、私たちの日常生活の中にある、携帯、コンピューターなどの小型電化製品のこと。第一線で活躍するデザイナー、エンジニア、そして各メーカーのエキスパートたちが集い、エネルギー効率のよいガジェットの提案などを交え、自分たちが作り出した商品のリサイクル方法も討議し合いました。参加者たちがあらゆる観点からエコなガジェットの在り方について発表する中、ゲストスピーカーの一人がとても興味深いプレゼンテーションを披露してくれました。
ワシントン州シアトルを拠点に活躍する商業写真家のクリス・ジョーダンさん。雑誌や広告といった本職の撮影とは別に、アメリカの大量消費を独特の手法で表現し、各メディアで評価されている環境活動家でもあります。
大量生産し、ほしいままに新しい商品を購入し、不用になったら捨てる文化が根づくこの国ですが、近年、大量消費に対する問題意識がエコな人々の間で高まってきています。その一方で、私たちはいったいどれだけアメリカの大量消費を実感しているのでしょうか。
「国内における5分あたりのオフィスペーパー消費量が約1500万枚」といっても、「1500万枚って大きな数だけど、実際にはどのくらいの量?」と、億や万、そしてトンなどは私たちの日常からはかけ離れた数字であるために、いまひとつピンとこないのが現実です。
そこでジョーダンさんが思いついたのが、「量」を視覚的に見せること。具体的には、まず廃棄物の一部を撮影し、それをデジタル処理で複製、積み上げていく。1つの画像は平面的に消費された物質の断片にすぎません。けれども、それを辛抱強く増やしていくことで、やがて実際に消費されている廃棄物の量に到達するのです。
例えばジュースやビールが入ったアルミニム缶。わずか30秒のうちに役目を終え、ゴミと化すアルミニム缶の数、約10万6000個。ジョーダン氏は、ゴミと化した数十個のアルミニウム缶を撮影し、それをデジタル処理で複製し、10万6000個のアルミニム缶のポートレートができあがる。そのおびただしくも美しい消費されたアルミニム缶の総量を見て、観る側は初めて「これが10万6000個のアルミニム缶」だと実感。
こうして廃棄物の総量を1枚の写真に詰め込んだものが、ジョーダンさんがシリーズ化している「Running the Numbers - An American Self-Portrait -(数を数える〜アメリカのセルフポートレート〜)」や「Intolerable Beauty(耐えがたい美)」という作品の数々なのです。同様にして、スーパーのポリ袋や携帯電話や電化製品などを対象に、ジョーダンさんはこの国の消費文化の実情を表現し続けているのです。
「統計というものは抽象的で、感覚を麻痺させます。例えば、年間、360万台のSUVが売れるといった統計があっても、その数字と自分との結びつきを得るのは難しいものです。新聞や雑誌に見られるように、数字だけを羅列するよりも、ビジュアルで量を伝えるほうがより異なる効果をもたらすのです」と、ジョーダンさん。
1分、1秒のうちに発生するおびただしい廃棄物の数。「まずは認識することが重要」と、ジョーダンさんが言うように、日々の生活の中で実際に起きつつも、認識しきれない事実を、もっと身近なものとしてとらえることが必要なのです。視覚的な表現による大量消費文化のユニークな追求は、ビジュアルの達人が見出した、持続的社会のための環境活動の一環なのです。
Chris Jordan
クリス・ジョーダン●シアトル在住の商業写真家。ライフワークとしてアメリカの消費文化をテーマとした作品づくりを続けている。
「Chris Jordan studio」公式ホームペーシ:http://www.chrisjordan.com/
ソトコト・・・ロハスピープルのための快適生活マガジン。
●「SOTOKOTO」は、アフリカのバンツ一族の言葉で「木の下」のこと。「木の下には叡智が宿る」という意味を込めて誌名としました。ソトコトは完全リサイクルマガジン。再生紙とエコインクを全面使用し、表紙は環境に優しく再生可能な「TECHNOF」加工です。
【連絡先】
株式会社 木楽舎
〒104-0045 東京都中央区築地7-12-7 築地FTSビル5階
TEL:03-3524-9572
FAX:03-3524-9675
E-Mail:kirakusha@sotokoto.net
URL:http://www.sotokoto.net/
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【ソトコト】(2008年5月号)
大量消費大国アメリカ。
ガジェット・リサイクルの現状・後編。
前回に引き続き、アメリカの大量消費文化のお話です。先月、ニューヨーク市内で開催された「グリーナー・ガジェッツ・カンファレンス(環境に優しいガジェット会議)」というイベントに行ってまいりました。ガジェット(=道具やおもしろい小物)とは、私たちの日常生活の中にある、携帯、コンピューターなどの小型電化製品のこと。第一線で活躍するデザイナー、エンジニア、そして各メーカーのエキスパートたちが集い、エネルギー効率のよいガジェットの提案などを交え、自分たちが作り出した商品のリサイクル方法も討議し合いました。参加者たちがあらゆる観点からエコなガジェットの在り方について発表する中、ゲストスピーカーの一人がとても興味深いプレゼンテーションを披露してくれました。
ワシントン州シアトルを拠点に活躍する商業写真家のクリス・ジョーダンさん。雑誌や広告といった本職の撮影とは別に、アメリカの大量消費を独特の手法で表現し、各メディアで評価されている環境活動家でもあります。
大量生産し、ほしいままに新しい商品を購入し、不用になったら捨てる文化が根づくこの国ですが、近年、大量消費に対する問題意識がエコな人々の間で高まってきています。その一方で、私たちはいったいどれだけアメリカの大量消費を実感しているのでしょうか。
「国内における5分あたりのオフィスペーパー消費量が約1500万枚」といっても、「1500万枚って大きな数だけど、実際にはどのくらいの量?」と、億や万、そしてトンなどは私たちの日常からはかけ離れた数字であるために、いまひとつピンとこないのが現実です。
そこでジョーダンさんが思いついたのが、「量」を視覚的に見せること。具体的には、まず廃棄物の一部を撮影し、それをデジタル処理で複製、積み上げていく。1つの画像は平面的に消費された物質の断片にすぎません。けれども、それを辛抱強く増やしていくことで、やがて実際に消費されている廃棄物の量に到達するのです。
例えばジュースやビールが入ったアルミニム缶。わずか30秒のうちに役目を終え、ゴミと化すアルミニム缶の数、約10万6000個。ジョーダン氏は、ゴミと化した数十個のアルミニウム缶を撮影し、それをデジタル処理で複製し、10万6000個のアルミニム缶のポートレートができあがる。そのおびただしくも美しい消費されたアルミニム缶の総量を見て、観る側は初めて「これが10万6000個のアルミニム缶」だと実感。
こうして廃棄物の総量を1枚の写真に詰め込んだものが、ジョーダンさんがシリーズ化している「Running the Numbers - An American Self-Portrait -(数を数える〜アメリカのセルフポートレート〜)」や「Intolerable Beauty(耐えがたい美)」という作品の数々なのです。同様にして、スーパーのポリ袋や携帯電話や電化製品などを対象に、ジョーダンさんはこの国の消費文化の実情を表現し続けているのです。
「統計というものは抽象的で、感覚を麻痺させます。例えば、年間、360万台のSUVが売れるといった統計があっても、その数字と自分との結びつきを得るのは難しいものです。新聞や雑誌に見られるように、数字だけを羅列するよりも、ビジュアルで量を伝えるほうがより異なる効果をもたらすのです」と、ジョーダンさん。
1分、1秒のうちに発生するおびただしい廃棄物の数。「まずは認識することが重要」と、ジョーダンさんが言うように、日々の生活の中で実際に起きつつも、認識しきれない事実を、もっと身近なものとしてとらえることが必要なのです。視覚的な表現による大量消費文化のユニークな追求は、ビジュアルの達人が見出した、持続的社会のための環境活動の一環なのです。
Chris Jordan
クリス・ジョーダン●シアトル在住の商業写真家。ライフワークとしてアメリカの消費文化をテーマとした作品づくりを続けている。
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〒104-0045 東京都中央区築地7-12-7 築地FTSビル5階
TEL:03-3524-9572
FAX:03-3524-9675
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